ストリート・オブ・ファイヤー

公開当時、この映画がウケたのは日本だけでした。

今でこそ、米AmazonYouTubeで、英語、スペイン語などの言語で、この映画を大絶賛していますが、封切り当時は世界中でズッコケました。北米では、製作費1,450万ドルに対して、興行収入が800万ドルの大失敗で、有名な「Box Ooffice Bomb(爆死)」映画となったのです。それだけでなく、我らがダイアン・レインラジー賞を与える始末です。まったく不届き極まりない。

この映画はアクション映画ではありません。青春映画、音楽映画です。海外のお友達は、まるで映画の見方を分かってません。一方、大ヒットした我が日本では、キネマ旬報ベストテン7位(評論家が選ぶので、自ずとカッコつけた映画が上位にくる)、読者投票では堂々の「1位」です。

 

なぜウケたのでしょう。wikipediaなどで「一人も死者が出ないアクション映画として有名」とあったり、マイケル・パレ自身がインタビューに答えて「日本にはサムライ文化があるから」などと言ってますが全部間違ってます。

答えは簡単です。

 

当時のヤンキーカルチャーと完全に合致したからです。それ以外に理由はありません。


で、もう一度言います。

ストリート・オブ・ファイヤー」は、1984年「キネマ旬報外国語映画賞」の読者投票部門で「ベスト1位」を獲得しました。日本人のセンスの素晴らしさを誇らずにはいられません。