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マット・デイモンが主演で、ベン・アフレックが出演、監督となれば期待してしまうが、少しばかり平凡な作品だった。

 

今のようなグローバルな大企業になる前の「NIKE」と、NBA界のスーパースターになる前のマイケル・ジョーダンが、いかにしてスポンサー契約にいたったのか、という「プロジェクトX」みたいなノリのストーリー。この設定だけで出来上がった感が否めない。

 

マット・デイモンの演技も特筆すべきものはない。やはり「Amazon独占配給」というビジネスが先に来てしまって、脚本の練り方が足りないようだ。エンディングはそれぞれの登場人物が「その後どうなったか」を、本人の写真を使って紹介するという手垢のついた手法で終わらせている。

 

アマプラで見る分には、暇つぶし程度には悪くない。